蕎麦好きの独り言(2015.08.07up)

その弐弐「暑中見舞」




いやはや何とも暑い日が続いております。皆様におかれましてはいかがお過ごしで御座いましょうか?
当方は7月中に何とか田んぼの草刈り作業を終えることが出来ました。実は8月中には草刈りを行わないというルールがありまして、何とか間に合った次第でございます。
え?、どうせ手抜きして適当に刈ったんだろうと言う声があちこちから聞こえてきそうですが、ルールというのは大事でございまして、これを無視すると後で大変な目に会いますから…(笑)

農家の中には、特に規模を大きく経営なさっている方ほど8月に入ってからも一生懸命やっている方も中にはいらっしゃいますが、まあ、手が回らないという事情を斟酌しても感心できることではないと存じております。
それについては後ほどに…


先日一枚の暑中見舞いが届いておりました。(冒頭の写真ですが)
はい、山響の事務局から会員に向けてのメッセージであると理解しておりますが、今までには無かった試みとお見受け致しました。なかなか粋なことをなさりますなぁ。
当方に届いた葉書には山響のヴィオラ奏者である田中知子氏直筆のメッセージが記載されておりました。写真では見づらいかも知れませんので転記させていただきたいと思います。


いつもありがとうございます。
ビールのように おいしい""をお届け致します。
会場でお待ちしております。
         Va 田中知子


となっております。
さすがのメッセージでございます。
そう言えば8/9(日)には楽しみにしている庄内定期(鶴岡公演)が、夕方からありますのでタイムリーなメッセージでもございますね。
田中さんと言えばご存じの方も多いと思いますが、同じ楽団のこれまたヴィオラ奏者の倉田譲氏の奥様でもありますが、倉田氏と言えば山形弦楽四重奏団のメンバーでもありますし、ブログも開設されており当方も頻繁に拝見させていただいております。

まあ、もっとはっきり申せば、家人共々お二人の大ファンなのでございます。
そんなわけでありまして、個人的にもとても嬉しい暑中見舞でございました。
こんなサイトなどを見てるわけないと存じますが、一言御礼を申し上げたいと存じます。

どうもありがとうございました。m(_ _)m
鶴岡公演楽しみにして参ります。



  
穂が出てきた我が家の田んぼ

稲の花



さて季節の移ろいの早さに呆然とする昨今でございますが、我が家の田んぼの稲はもう穂が出始めました。去年より少し早いような気がしますが(去年もかなり早かったように記憶してますが…)写真のように花真っ盛りであります。これから徐々に実りが濃くなりまして、9月の20日頃には稲刈りが始まるのかななどと考えておる次第でございます。
稲にとっては今の開花期が一番重要な時期であると言われております。この大変な時期に騒ぐのが文字通りの「お邪魔虫たち」なのであります。

今の時期の穂の中身は牛乳のようなものでして固まっておりません。これをお邪魔虫(中でも最悪なのがカメムシ類)がやって来て、さて今年の味はどんなもんかしらん?なんてなことで一口味見をされますとさあ大変、もう売り物にはなりません。
そのような害虫をなるべく寄せ付けないために、畦の雑草を蟻のように絶え間なくせっせと刈り込む訳でございますが、それを7月中に終わらせて8月に入ったらやってはいけませんよと言うお達しがあります。それを残念な事に無視する強者がいるのでございます。

当方も相当に面の皮が厚うございますが、暑気あたりして頭が少しだけおかしくなっているのだと思われるようなことを平気でなさる方達には、きっと天罰が下ることになると考えておる次第でございます。ええ、間違っても直接怒鳴り込むなどと言う愚かなことは致しません。
当方の周りにも弁が立つと自他共に認めている方達がいらっしゃいますが、そう言う人達に限って何かに付けクレーマーのような言動が少しだけ目立つような気が致します。

所謂アウトローに属する方達や、某国のように自ら喧嘩をふっかけ、自己防衛の手段とするような特殊な方達に、直接手を上げるのは愚の骨頂であると理解しております。
明るい農村社会においても種々雑多な諍いごとは絶えませんが、問題解決には順序と周到な戦略と時間が必要であることは、どのような社会においても共通するものがあると考えております。
直接対決という手段は場合にもよりますが、問題解決という命題に対してあまり有効な手段だとは考えておりませんが、もしやる方がいらっしゃいましたら、それは交渉事の本質を理解していない方達なのだと認識しておる次第でございます。


話は変わりますが、先日酒田港に海上自衛隊の護衛艦「あたご」が入港致しまして、見学に行って参りました。まあ有り体に言えば軍艦見学でございます(笑)
結構長く生きてきましたが、軍艦に乗り込んだのは初めての体験でございます。白い制服に身を包んだ若い水兵さん達(古いな〜)が歓迎してくれました。
現在日本は6隻のイージス艦を保有しているそうですが、「あたご」の全長は165mだそうで間近に見ると大きいものです。とは言っても春に秋田港で見た旅客船ダイアモンドプリンセス号はもっと大きかったですがね…

何にも知らずに秋田港に近づいたら巨大なリゾートマンションがあるのかと思いましたよ本当に…(汗)
その船が全長290mあるそうで水面からの高さは54m、乗員乗客合わせると4千人弱乗れるそうでございます。一度そんな船で世界一周してみたいなんて、思うだけですがね…(悲)
方や「あたご」は乗員250名ほどで就航していると若い水兵さんが解説しておりましたが、軍艦と言えば戦艦大和のような巨大な要塞艦のイメージしか無かったのでありますが、砲火類などはあまり大きなものもなく、ぱっと見軍艦のイメージなんてないようなもので、非常に拍子抜けした次第でございます。ええ、正直な感想を申し上げれば、決して格好の良い軍艦ではございませんでした。

しかしそれは何も知らない素人の考えであって、イージスシステムの本質を知る方達にすれば一笑に付されるものであることでしょう。島国である我が国の国境はぐるり全て海上であります。今我が国のあちこちの国境付近で様々なトラブルが顕在化しており、全世界が注視しております。そんな中でこのような軍艦や戦闘部隊は、筆者が記憶している限り未だ一度も銃弾を発しないで前線に配置されております。



  
護衛官「あたご」



古き記憶を辿れば学生時代に恩師から入学と同時に一番最初に教えられたことがございます。それは今の世の中では考えられないことかも知れませんが、喧嘩のやり方でありました。
喧嘩と言ってもいろいろありますが、我が恩師の教えは一発で相手をノックダウンする方法なのでございます。具体的手法は割愛させていただきますが、体育館にクラスメート全員を集めまして二班に分け、パートナーを敵に見立てて手取り足取り教えてくれたのであります。
従いまして老域に達しました現在でも、筆者には相手を一撃で倒す術が身に付いている訳でございます。

何て事をお読みになった読者の方が、あいつには簡単に手を出さない方が良いな、などとお一人でも思って下さいましたら、それは一つの交渉術の成果と言えるのではないでしょうか(汗)
ええ、ご安心下さい。軟弱極まる筆者は、もちろんそんな恐ろしい術など持ち合わせておりませんから…(笑)
しかしながら敢えて書いときますが、我が恩師の教育方法は事実でございます。もちろん訓練中に一番最初にノックダウンしたのは、当然のことではありますが筆者である事を申し添えておきます…(汗)
昔は何でもありの時代だったのでございます…(汗)

最近、国民の意見を代弁する先生方の活躍を見聞きするに当たり、議論を生業とするプロ集団としての技量の低下が見て取れるように感じるのは筆者だけではないと存じます。
素人である筆者があれこれ言う立場にないのは理解しているつもりですが、議論の本質から外れかけているように思えてなりません。
ええ、もちろん一つの交渉術であることは理解しているつもりですが、何と申しますか暑さを通り越してうすら寒くなってまいります…(冷汗)


でもきっと、稲刈りの頃には黄金色に輝く稲穂のように、未来に輝く結論が出ていることと存じます。


見た目は美味しそうでも高温障害やお邪魔虫による被害は、脱穀・精米してみないと判りませんがね…(汗)


やれやれ